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現在の稲の生育状況について

 

先週末、ついに雨が降りカラカラだった田んぼに水が入りました。

近くを流れる水原川も底の石が見えるほど水量が少なかったのですが、今は少しですが流れができています。

今年は7月の平均気温が3℃近く上がったという通り、盆地で毎年暑い福島ですが歴代最高の40℃近くまで上がるというかつてない暑さとなっています。高温障害を避けるために遅くした田植えも高温で成長が早まり、各地で水不足の中での出穂となりました。

 

 

これは会長が出穂前の稲をとってきて中を調べたものですが、穂の数が10本以上あればいいのですが片方は9本、この時点で収量はやや落ちるか?との見立てでした。

 

 

しかし、先日の調査では穂の長さも多少の差はありますが充分で穂の数も10本程度確保できているものが大半でした。農家さんの管理がよかった結果だといえます。

収量が上がるかどうかは、出穂後20日間の気温と充分な水と肥料にかかっています。自然が相手ですので高温や水不足は天まかせですが、特に第2次枝こうが実るかが大きなカギですので、かすかなチャンスを逃さずしっかりと管理をお願いします。

今年はカメムシの被害も多そうですので、適切な防除で収穫の時を迎えてほしいと思っています。