· 

ジャガイモの芽かき

 

三寒四温とはうまいことをいうものだと思います。

今日のように13℃くらいになる日もあれば3℃までしか上がらない日もあっての繰り返し。しかし、確実に春は近づいて畑の準備をされる方も出始めました。去年、一昨年と種イモが不足したジャガイモですが、今年は充分な量を確保できる見込みとなっています。ただ、品種によっては数量が限定されますので早めの確保をお薦めします。暖かい年は種イモといえど芽かきをしながら売っていたのですが、さすがに今年は寒かったのか、あまり芽が出ていませんでした。

 

この時期のもう一つの仕事が昨年収穫したジャガイモの芽かきです。新じゃがの収穫までに最低2回はやるようになるのですが、種イモがそれほどでもないから大丈夫かと思ったら、やはりすごかった。

 

 

わかりますか?

芽どころではなく根も、先端には葉もでき始めています。品種ごとに袋に詰めて保管していたのですが、面白いのは一番すごかったのがキタアカリで男爵やメークインはそれほどでもなかったこと。

面白いなあと思って調べてみたら、発芽の条件がそろっても芽が出ない休眠期間があってそれは品種によって違うそうで収穫後約80日から90日前後。本来なら年内に休眠期間が終わるはずですが、気温が低いと強制休眠期間があって芽が出ないそうです。

その休眠期間が終わって気温や湿度など条件が揃えば発芽とはなんてすばらしいメカニズム。

すごいなあと思います。ちなみにジャガイモが発芽するまでの積算温度は300℃、収穫までは1000℃だそうなので毎日気温を測りながら観察すると面白いかもしれません。

今やアプリで積算温度を記録できる時代(!!)なので、使ってみてはいかがでしょうか?