我が家の歳時記ー節分

 

先週アップするわけが別のことを書いたために一週間ずれてしまいました。

本来は年4回ある節分。それなのに春の節分が一番身近なのは、我々日本人が春を待つ気持ちが強いからとも言われます。

確かに「春よ、来い」とは歌いますが、「夏よ、来い」とは歌いませんね。

 

さて、我が家の節分は豆を煎ることから始まります。以前は、畑から豆ガラを、山からヒイラギをとってくることから始まっていましたが、最近は買っています。

この間SNSで節分に何をまくか?との問いに「落花生」との答えが一番多かったのには驚きました。

(大豆じゃないんだ~)

うちでは大豆でもなく青バタ豆を煎ってまいています。理由は畑で作っていたから。農家でなくても畑を作っている方は多かったので、この辺りで落花生をまくようになったのはだいぶあとからのような気がします。落花生ってそんなに身近になかったと思うのですが、田舎だからかな。

 

 

豆まきして食べ終わった後なのでこんなものですが、青バタ豆をしっかり香ばしい匂いがしてくるまで煎ります。

茹でて食べても美味しい豆なので、固いですが噛んでいくととても美味しい味がします。歳の数だけ食べていいよと言われ、ばあちゃんたちのことを羨ましく思ったものです。今となっては年の数ほど食べられませんが、、、

 

豆ガラのさやを燃やした火で唾をかけたイワシの頭を焼き、それを豆の枝に刺します。(今はガス台があるので普通に焼きます)

 

煎った豆を一升ますに入れ神棚にあげて拝んだ後、「福は内~、鬼は外~」と言いながら豆をまき、小正月の時に差した団子差しとヒイラギとイワシの頭を焼いたものを交換します。

玄関や木戸、店先など出入りのある所に差して魔を払います。

イワシの頭とヒイラギは翌年の小正月まで、風に飛ばされたり、猫に取られない限りそのまま年を越していきます。

どれが本当かわかりませんが、うちではこんな節分を過ごします。

 

 

店先の小正月の団子差しを、、、

 

イワシの頭とヒイラギに交換します。

 

数日後、店の前に珍しくハトがいるのでなんでかな?と思ったら、まいた豆を食べていました。

よく見つけたこと!