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青空講習会始まりました!

 

現在今年の春肥の注文取りにお邪魔しています。

昨年の米価の下落により、米を作るのをやめる人が出てくるのではないかと危惧していましたが、やはり代替わりや飼料米にシフトする農家さんが増え、厳しい幕開けとなりました。

しかし、その中でも昨年から始まった若手農家さん(定年後本格的に作り始まった方も含む)向けの青空講習会が今年も始まりました。

昨年、田んぼを見てもらいたいとの依頼から、地区の数人の農家さんを集めて本当に青空の下で実際の稲を見ての講習を始めたのですが、それが好評でまた今年もとなりました。

 

 

第1回目の今日は昨年の反省から始まりました。

昨年は8月あたままではとても順調で、農家さんの中には10俵とれるぞと期待していた方もいましたが、台風の戻り返しの雨風で不稔モミが出て減収となってしまいました。

今日の話では、それでも他の方が6~7俵だったのに、その方は9俵もとれてライスセンターの方々にビックリされたそうです。他の農家さんも米作りの面白さがわかったようで今回開催の運びとなりました。

 

昨年収穫した米を持ち寄って千粒重を測ってみると、22.3gから23gもあり粒が大きく育ったことがわかりました。千粒重とは実の充実度を測る目安でその名の通り千粒の重さのことを言います。実際千粒数えるわけではなく、10gすくって数を数え、そこから千粒の重さを導きだします。千粒重は品種によっても違い、コシヒカリなら22gあれば文句なし、天のつぶなら23gから24gが平均です。天のつぶはそもそも粒が大きいので千粒重は大きくなるというわけです。

そして、この千粒重が1g重くなると田んぼ1反歩(約300坪)で収量が35kg上がるというのですから、いかに充実した実を実らせるかが大事なのがわかると思います。

 

どうしてこういう米が出来たのか理由も説明すると面白くなるようで、これからも節目ごとに講習会を開いていきます。

 

 

昨日は久しぶりに水原川へ白鳥を見に行ってきました。他にもたくさんの方が見に来ていて、エサをあげている人の周りには人だかりならぬ、カモだかり。

私は対岸で見ていたのですが、人の姿を見ると上の写真のように近寄ってきます。

しかし、しばらくするとカモも近寄ってきて、、、

 

 

写真には写っていませんが、実はこの何百倍ものカモがいて、エサを投げた瞬間一斉にカモが集まり水面が見えなくなります。白鳥は性格が穏やかなのか、カモにエサを取られても怒りもせずなすがまま。

白鳥同士だと声を荒げることもありますが、基本おしとやかです。

田んぼに行って食べるからいいわって感じなのでしょうか?

 

この白鳥たちが飛び立つ頃には種まきの準備が始まります。