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梅雨明けしました。

7月16日、平年より8日も早く福島市は梅雨明けしました。

それからは暑いのなんの、昨日(7/17)は全国最高の36.5℃を記録。今日も猛暑日になっているのは間違いないのですが、聞きたくもない・・・(笑)

 

この暑さの中、2日間にわたりJGAPの内部監査が行われました。

来月には有機認証の監査もあるので、頭もヒートアップしています。令和4年産に「福、笑い」を栽培するために取り組んでいるのですが、事務量の膨大なこと!

チェック項目だけで147もあり、書類と現地調査でいったい何か月かかるのやら。

これだけにかかれればいいのですが、まず大変です。

 

 

今日は午後3時過ぎに田んぼに行ったのですが、誰もいるわけがなくサギが飛んでいるのみ。

しかし、大竹さんの田んぼを見ていたら大竹さんが出てこられました。

「丈伸びてきましたね。SPADで測らせてもらっていいですか?」と了解を得て、葉緑素を測ってみると35ほど。

追肥して10日ほど経っていますが思ったほど色が出ていません。梅雨があけて暑くなってきたのでこれからでしょうか。

「あんまり暑いから乾燥したなと思ったら水を入れているんだけどどうなんだろう?」と聞かれましたので、

「ヒビが入りすぎているようでは困りますが、根張りが良くなりますので干した方がいいですよ。」とお答えしました。中干しをやる意味は、根元を固めてしっかりさせることと、土に酸素が入り根張りをよくさせることにあります。

大竹さんは高温障害を恐れて水を入れましたが、高温障害は穂が出るまでは心配することはないかと思います。

 

次に岩井さんの田んぼに行ってみました。

今年はいつもと違って6月26日に追肥をしています。先日農業総合センターの方がいらした時にSPADで測ったら40以上あって出来すぎだったそうなので、今日も測ってみました。

バラつきがありましたが、35から41ほど。

7月14日に10.5葉で溝切りの記録があります。コシヒカリは10葉目から倒伏するかどうかの第5節間が伸びるので肥料の効きがどう出るか、注意して見守りたいと思います。ただ、岩井さんの稲は茎数が多くないことと開帳型の稲なのでうまくのりきれるかもしれません。

今月末でコシヒカリで35程度が目安なので、先週予定していた追肥はなしになりそうです。

 

岩井さんの稲を撮っていたら、ザリガニが驚いたらしく威嚇していました。

 

 

そのまま車を進めて、同じく有機栽培をやっている佐藤さんの田んぼを見てみました。

さすがに朝3時から起きて草刈りをやっているだけあって、畦畔に草はありません。

毎年お伝えしていますが、畦畔の草はカメムシの住処となるため、出穂が近くなって草刈りをすると田んぼにカメムシを追いやることになり、斑点米でお米の等級を下げてしまいます。出穂の2週間前くらいには畦畔の草刈りは終えたいところです。

 

 

先日、田んぼで佐藤さんにお会いした時に、藁でガスがわいて茎数が少ないところに追肥を多めにするんだと言っていたのですが、今日行ってみたら、端から数列がはっきりわかるほどに色が濃くなっていました。

稲は正直ですね。6月25日に最初の追肥、7月4日に端だけさらに追肥したら、やはり多かったようです。

SPADの値も40以上あり、今月末に予定していた追肥は端の方は見送ることになりそうです。

 

しばらく晴れて暑い日が続きそうですので、見違えるように大きく育っていくことでしょう。

このまま順調に育っていくことを期待しています。