先週は小満(万物が成長する気が次第に満ち始める・梅雨のはしり)が十分に感じられる中、上代かきそして田植えが行われました。
まずは、19日に上代かき。20日、21日と田植えの予定の中、岩井さんは有機栽培田の代かきをやっていました。
先週は雨降りが多い中水を落とすのも大変だったと思います。話を聞くと今年はやはり暖かいのか、すでにヒエが生え始まっているとのこと。
「奥の方のちょっと土が高いところ。緑に見えるのはあれ全部ヒエだから。あやまっちまうな。」
近くへ行って写真を撮ってみましたがわかるでしょうか?小さいけれど緑色の芽がたくさん見えます。
これをゆっくりと土の中に埋め込むように代かきをしていきます。埋め込んだところで100%育つのを防げるわけではありませんが少しでも数を減らしていかなければなりません。
ゆっくり、ゆっくり進んでいきます。
翌20日は21日が雨の予報だったため急ピッチで田植えが進みました。特別栽培の田んぼです。
21日は朝から雨降りだったので田植え中止の連絡が早くに入りました。
有機栽培の田んぼはいつ田植えするんだろうと思っていたら、翌22日雨が上がったすきを狙って田植えが始まりました。
田んぼに行ってみると岩井さんの姿はなく、半沢さんやお手伝いの方たちが田植えをやっていました。
田植の時点で苗は4.2葉。18cmほどの丈がありますが、みっちりとしたいい苗に仕上がっています。
上の写真を見ても大きい苗なのがわかるのではないでしょうか?あとから岩井さんに話を聞いたら13日に液肥をくれたあとリフレッシュを2回葉面散布したそうです。まったくフワフワとせずいい苗です。
株間が他の田んぼよりも広いように感じたので聞いてみたところ、24cm。一坪45株を目安に植えているそうです。田植えが終わったらすぐ水を深く張ります。
「先日の上代かきでうまくヒエとか鋤きこめましたか?」と聞いたところ「わかんない。だいたいはうまくいったと思うけど、コナギも出てきたしどうだべな。」と田んぼから草をすくって見せてくれました。
3日後くらいに米ぬかペレットをふり、そのまた数日後田車をかけます。
これから幾度となく繰り返されるであろう除草に頭が下がります。
近くの大竹さんの田んぼを見ていたら大竹さんはすでに1回目の田車をかけたとのこと。
苗の緑色も濃くなってきていました。同じく有機栽培の佐藤さんの苗も濃くなってきています。
しかし、よく見てみると稲にスジが。イネミズゾウムシの食害です。
有機栽培は殺虫剤も使えないのでただ耐えるのみ。殺虫剤がふれたらどんなに楽だろうと思います。
今週からは本田に移った稲の成長を追いかけていきます。