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来年のための準備をするー有機栽培追っかけ日記㉓

 

たぶんやるはず、、、いつやるんだろうと思っていたのですが、先日田んぼに岩井さんの姿を見つけました。

耕起です。もうすでにすべての田んぼを終わって帰られるところでした。

「いやあ、土が固くて歯が立たね」田んぼへの進入口をならしているところで話を聞きました。

「田んぼうなったんですね。(耕したんですね)」

「あのままにはしとかんにから。2回うなったんだ。これをやらないと来年ブロードキャスターで肥料くれる時

大変だからな。藁を腐らせるやつも撒いた。」

 

今年はどうでしたか?の問いに「今年は膝の調子が悪くて溝切りもできず稲刈りでえらい目にあったからな。

除草も時期を逃したからうまくいったとは言えないし。だけど、今年の冬は寒いというからうなっておけば、クログワイの種は凍みるんじゃないかと期待してる。」

 

追肥の時期に関して聞いてみると、「あれは天気にもよるんだ。来年はもう少し早く撒いてみようと思ってる。」

 

 

「この田んぼの奥の方、、、あっちはガスが湧いて茎数が7本くらいしかたたなかったんだ。」

「7本⁈」

「手前は25本くらいだったけどな。」「それでも6俵とれたんですね。」

社長から後日ガスが湧いたわけを聞いてみたら、去年の台風で藁がたまった場所だそうです。

今年は他にもガスが湧いた田があって、当店では有用微生物群を使って生ワラを分解させるようにしています。

 

「生ワラを分解させれば来年はもっといい田になると思うよ。楽しみなんだ。」と目を細めます。

 

 

耕したという田んぼを見てみたら端の方がそのままになっていました。

「ここは?耕さないんですか?」

「ここはクロを取ってから耕すんだ。あとから畦畔マルチをはるから作業しやすいようにね。」

 

ここからは除草の話に。

「最近イボクサが増えているじゃないですか。前は畦畔のみに生えていたのに最近は田んぼの中にまで入ってきて、、、稲刈りを諦めた田んぼありますよ。岩井さんの所では出ないですか?」

「あるさ。だけど、あれはちゃんと畦畔の草刈りをやっていればそれほどひどくなることはない。有機や特栽を作っている人たちはあまり騒がないんじゃないか?」

確かに。。。言われてみればそうです。除草剤を使えないからこそ手間をかけ、手間をかければ目も行き届くわけです。

 

話はいつまでも続きそうでしたが、いたずら雨が降ってきてお開きとなりました。

また、田んぼで岩井さんを見つけたら話を聞こうと思います。