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故郷の秋

 

稲刈りと集荷に追われブログの更新がご無沙汰になってしまいました。

今年の振り返りはまた後日にするとして、ホームページを見てくださっている方はお気づきだと思いますが、

トップページの写真が変わりました。スライドで5枚入っています。

ひと月前にプロのカメラマンさんにお願いして撮っていただいたのですが、自分のお気に入りの場所がとても素敵に写っていて(いい所だなあ)と改めて思いました。

 

上の写真は配達の途中で通るお気に入りの道路からの景色なのですが、写真を撮っていたらご近所さんが「うちの裏山ならもっと遠くまで見渡せてきれいだよ」と案内してくださいました。

国道4号線バイパスに東北本線、遠くには安達太良山が見えます。流れているのは水原川です。

この写真には写っていませんが右手には吾妻山が見えるいい所です。

 

 

 

スライドではすべて写っていませんでしたが、最初の写真がこれです。黄金色の田んぼの間を流れる水原川。

空の青さと雲をきれいに映し出しています。水原川は6つの堰を持ち農業用水として使われています。当店の会長はここと阿武隈川で泳ぎを覚えたそうですが、9つ下の弟は川が汚れて入ることができずカナヅチのままでした。今は水環境保全組合により管理され、浄化槽の普及や作物の栽培方法の変化によって少しづつ水質も改善されています。現在は冬になると白鳥やカモが飛来しとても賑やかになります。

 

 

 

田んぼを見守るように立つお地蔵様。隣の木は桜で春になると満開の桜とお地蔵様とのツーショットをインスタグラムにあげたこともあります。前掛けに名前があった中村さんに話を聞いてもいつからあるか定かではないそうです。

 

当店の近くに八坂神社があるのですが、由緒によると元亀年間に尾張藩士中村安秀がこの地に来て開拓を進めたが、ある年悪い病が流行しこれを憂いて尾張の国津島の牛頭天王を祀ったところ終息したとの言い伝えがあります。このあたりの土地は中村氏と共に八坂神社を築いた六供(ろっく)と呼ばれる方たちの土地だったので、関係があるのかなと勝手に想像しています。

ちなみに中村さんは中村安秀の末裔の方で、八坂神社の紋が「胡瓜」であることから今でもキュウリは食べません。

 

自分には見慣れた風景ですがいかがでしたでしょうか?またいつか故郷の風景をご紹介できればと思います。