台風12号がそれて助かったと思いきや、結構な降水量となりました。
福島市では昨日は洪水警報が出され、ここは大丈夫だったものの川の近くにお住まいの方はハラハラドキドキだったと思います。
当店でも稲刈りは遅れに遅れ、ライスセンター開きは10月2日となりました。
それでも、一部の農家さんは「こがねもち」を刈り取って乾燥中です。本来でしたら秋祭りに新米のもち米でお祝いをするところなのですが、今年は縮小もしくは中止で力が出ません。残念です。
そして、一番の悩み事が雨風で稲が倒れてしまったことです。
今年は長雨で中干の時期も全く田んぼが乾かなかった上に、高温障害を避けるためにギリギリまで水を入れていました。稲刈りの準備を始めようと思ったら今度は秋雨前線です。
実った穂が次第に重さを増し首を垂れていたのですが、腰まで曲がってしまいました。
岩井さんの有機栽培田のうち1枚が完全にではないですが倒れかかっています。
しかし、その隣の田はほとんど倒れていないので何か違うんだなと思っていたところ、除草の仕方が違うということがわかりました。籾の充実度は倒れている田の方がいいような気がするので、なおさら倒れたのかもしれません。
ただ、念のため申し上げますが根元から倒れているわけではないので風が吹いて乾燥すれば稲刈りには支障はないと思います。本当に倒れた田というのはまるでアイロンをかけたかのようにまっ平なのです。
毎日のようにどこかで稲刈りのニュースが流れてきます。福島県は広いので会津の方はあまり雨が降らず、順調に稲刈りが進んでいると聞きます。羨ましいと思いつつ、焦っても仕方ないのでただただ
『秋晴れを待つ!』
青い空、光る川、黄金色に輝く田、最高の景色をお届けしたいと思います。
申し訳ありませんが、新米はもうしばらくお待ちください。