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有機栽培追っかけ日記⑦

 

 

予定通り、岩井さんの田植えは5月21日から始まりました。

 

先週は寒の戻りというか、とにかく寒かった!それまで25℃(⁈)を超えるような陽気だったので

 

11℃は本当に寒く感じました。田んぼはさらに冷えたと思います。

 

予定はたてていたものの、あまりの寒さにこの日は午前中であがってきました。

 

翌21日も雨が降って肌寒く「あやまった~」(福島弁で困ったという意味)と言いながらも

 

予定していた田植えを終わらせました。

 

 

これが田植えの段階の苗です。

 

最終的に4.5葉には届かず、来年はかけ土を有機培土に戻すのではないかと思います。

 

色は薄めですがこれを岩井さんは理想としているそうで、写真ではわかりづらいですが、

 

触るとみっちりとした硬い苗に育っています。

 

水を落としていますが、それでもこの苗箱1枚が約7.5キロあり、この苗箱を三反歩で60枚準備します。

 

すべての田に400枚以上運ぶようになるわけで、この作業だけで疲れてしまいます。

 

それを朝飯前に田んぼに持っていき、スタンバイ。朝ご飯終了後に、さあ田植えです。

 

 

 

岩井さんは足を痛めた時に除草ができず、有機栽培の一部の田んぼを特別栽培にし除草剤を使いました。

 

この田んぼと隣の田んぼがその圃場です。

 

除草剤を撒くにもこだわりがあって、田植えしてすぐには水を入れません。

 

ちゃんと活着したのを確認してから水を入れ除草剤を撒きます。

 

これは、代かきをして田植えまで2,3日しか開けないからできることで、1週間開ける農家さんでは

 

草が生える方が早いかもしれません。昨今の地球の温暖化で、以前は田植えまで1週間おけたのが

 

だんだん草の生えるスピードが早くなって除草剤を降り遅れているような気がしています。

 

 

 

5月23日田植え最終日、この日は看板のある有機栽培田3枚の田植えをしました。

 

この日も朝からポツポツと雨が降り田植日和とは言えない陽気。

 

しかし終わる頃には薄日が差していくらか暖かくなってきました。

 

田んぼの畦畔には、何やら怪しいものが、、、なんだ、これ?

 

 

 

 

聞いてみたら、なんとこれは苗箱からはみ出してきた根っことのこと。

 

確かに、苗箱の裏にびっしりと絡みついています。

 

「こういう苗にしないとならないんだよ。」と1枚1枚はがしていきます。

 

この日ですべての田で田植えが終わりました。

 

 

やれやれと思った今日、米ぬかペレットを撒いたよと連絡がありさっそく田んぼへ。

 

昨日田植えが終わったばかりの田んぼにも 米ぬかペレットは蒔いてありました。

 

 

 

 

米ぬかペレットは溶けてトロトロ層を作ることにより雑草を生えにくくする効果があり

 

特にヒエにはよく効きます。

 

しかし、これだけではすべての草を生やさないことはできず、今年は別のものも試す予定です。

 

ホッとしたのもつかの間、草との戦いが始まります。