近年、稲刈りを進めていく中でやっかいな雑草が増えつつあります。
除草剤が効きにくい抵抗性と呼ばれる草(ホタルイやアゼナなど)や根っこに黒い塊茎をもち
そこから芽を長期間出すクログワイ(パリパリ草と呼ぶところもあります)など多種多様。
そしてここ数年、増えてきているなと農家の方が口をそろえるのが『イボクサ』です。
まるで田んぼアートのように赤く色づいていますが、これが『イボクサ』です。
そもそも畦畔に生える草なのですが、田んぼを干した頃から中に入り始め、地を這うように進み
上に出てくるころには田を網羅しています。(こう書くとなんか恐ろしい感じがしますね。)
この草が厄介なのは抜こうと思っても節のところから取れてしまい、なかなか根っこから抜けないこと。
そして、その節からまた根を出し伸びていくことです。
コンバインで刈ろうとすると細かくちぎられたイボクサが網に詰まり、故障の原因になることも・・・
なので、稲刈りをあきらめてしまうこともあります。
対策としては、除草剤を発生に合わせて使うこと。稲刈り後に農耕地用除草剤を使うのもありだと思います。
そして何より畦畔の除草をしっかりやって田んぼに入らせないことが重要になります。
「ヒエなんてかわいいもんだぞい」農家の方がぼやいて帰って行かれました。
来年もがんぱっぺない‼